夕涼みのような目で なにもかもを見ることができたなら
どんなにか楽だろう
体温さえ丁度良く 暑さに疲れることもない
螺旋の心に砂漠あり 海あり 深山あり
僕はもう町流れる 名もない川原だけでいい
めずらしい花もないけれど見慣れた色花はある
陽の沈む頃のような気持ちで この社会を歩いたら
きっと穏やかな歩幅で歩むだろう
頑張れない僕がいて 溺れもしない水溜り
好きな人を忘れず 遠いものをサイダーの泡のように忘れる
もっと上手に忘れる事ができたなら 一つ二つは頑張れるかな
背は高くなったのに長靴の丈が変わらない・・・それじゃ駄目なんだ
髪の先に終わった時を沁み込ませ リズムの良いハサミで切ってもらおう
僕は何を確認する為に書いているのだろう
僕は何を自分に言い聞かせる為に書いているのだろう
なのに なのに 何も変わってはいない
「変わったと思ったことなんて 変わってはいない」
いつまでも同じなのだろうか
「皮膚が衰えていくように 変化している」
驚きも 悲しみも 喜びも 生まれたときから同じさ
ただ すこし 慣れてしまっただけ 痛みさえも 温かみさえも
- 2009/07/03(金) 21:13:56|
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生暖かい 空気のよどみ
呼吸している気配さえ消えているようで嬉しい
生温い「生」があるのなら 熱くせず凍らせもせず
身体の底から湧き出す願いや祈りを合わせた手に持たず
立った足先から 地に流す
芽生える願いに頼ることなく 何にも託さず地に流す
華やかな1/250秒が走り去った
次はどんな1/250秒が走り来るだろう
砂煙が前にあろうが後ろにあろうがかまわない
六月 真昼の月
太陽と月
たいていの花は 太陽を見ている
まれに真昼の月を眺めるものもある
ならば 何をしようか どう生きようか
どこに 力があるだろう 数センチの力が
手から かけがえのないものが流れていく
歩いた分だけ失い 身に何かが沁みこんでくる
心から話 心から伝え 心から見つめ
心を貰い 心を手から手に この手が冷めないうちに
ならば 何をしようか どう生きようか
ならば どう語ろうか どう伝えようか
余裕かまして生きるなんて俺の大地には書いていない

- 2009/06/10(水) 20:49:42|
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儚くて 乗り急ぐけれど
乗ったはずの電車をフェンスの外から眺める僕がいる
車窓の硝子が歪んでいるから誰も彼もが安心している
儚くて 目をやるけれど
儚くて 目をそむける
けれど もう記憶に刻まれてしまった
儚くて 走り出すけれど
やっと掴んだ一瞬さえ 朝の小鳥の 声のようだね
言えないことさえ 言ったことさえ 夕闇前の小鳥
怯え 明日に期待し 生き急ぐけれど
歩く歩道 大きなトラックの風圧に気持ちも切られ
信号に目をやる 赤 黄 青 道には3色の色
情熱と期待の色に挟まれた儚き色を省くことはできない
儚くて やり場を探すけれど
儚さのない庭なんて 花も咲かない 小鳥もこない
- 2009/06/10(水) 20:46:43|
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